おかゆ

関ジャニ∞についてのなが〜いつぶやきです

a lifeより、命が産まれる日常

 

サタデープラスでのインタビューで木村拓哉さんが話されていた、医療の日常。

 

「手術室ではすごいことが行われているんですけど、それは医師や看護師にとっては日々のことで。そこに至るまでのあらゆる準備があって成り立ってるんだな、と。」

 

 

私も一応は医療現場で働く者として、なるほどと思いました。サラリーマンがデスクワークするのが日常なのはイメージがつきやすいですが、確かに手術をすることが日常とは思いにくいんですよね。そういう風には考えたことがなかった。

 

実のところ私は、助産師でまだまだペーペーなので偉そうなことは何一つ言えませんが、命が産まれる現場が日常の生活です。毎日のように、何十時間も頑張るお母さんと赤ちゃんを目の前にして、やっとの思いでこの世に出てきた赤ちゃんに初めましてと挨拶をしています。

私にとっては何十年(もあるだろう)人生の中での一日だとしても、家族にとってこの日は一生に一度の日であって。

だからこそ、日常ではありながらも、受け流しにするような感覚ではいたくないなと思っていた初心を改めて思い出されました。一緒に大切な大切な可愛い赤ちゃんが出てくるお手伝いをさせてもらえることを感謝と誇りを持つこと。

 

サービス業と違い、どうしても上下関係に近い関係性になりがちな世界かと思います。

たばこは吸うな、あれを控えろ、これをしろ。その方のことを思って医療的な視点でお願いするのですが、きっと圧力を感じやすいのではないかと思います。

 

医療者にとっての日常

 

それが当たり前のように流れ作業で、相手にああして、こうしてと指図するのではなく、

手術や、出産と非日常の中にいる方が、これを日常としてる私たちの言葉や態度で安心できる、といった意味にしなければなと思います。